映画「スタンド・バイ・ミー」が伝えたい５つの思いを考察！
映画「スタンド・バイ・ミー」はアメリカの田舎町に住む仲良し4人組が旅を通して困難な状況を乗り越えて成長していく青春映画で、アカデミー賞の脚色賞にもノミネートされた名作です。
この記事では映画「スタンド・バイ・ミー」が伝えたいことを考察し解説した5つを厳選してご紹介していきます！
①世界の広さ
主人公のゴードンは友人たちと2日間の冒険の旅に出ますが、その旅路で困難な状況を乗り越えることで様々な経験をし、人として大きく成長し町に戻ってきます。
小さい頃は生活している範囲が自分の世界の全てなので、町から出て知らない土地にいくことは、自分自身の世界観を広げ、新しい自分を発見するきっかけになります。
ここがポイント！
小さい子には旅をさせろという言葉がありますが、ゴードンたちを見ていて小さい頃の旅は大人になってから経験するよりとても大きな意味を持っていると改めて感じました。
②本当の友情
映画の中で旅を共にする友人のテディが旅先で出会った大人から父親をばかにされ怒るシーンがあるのですが、ゴードンをはじめ友人達も一緒になって怒ります。
父親をばかにされたことで泣き出してしまうテディでしたが、友人達に「楽しい時間に水をさしてごめん」と謝ります。
ここがポイント！
自分が辛い時でも友人達のことを考えて発言することは誰にでもできることではないと思います。
友達を大切にするテディのシーンに本当の友情とは何なのかを改めて考えさせられました。
③人生は一期一会
映画の中で大人になったゴードンが映画の最後の方に「あの12歳の時のような友達はもうできない。もう2度と」と小説の執筆中の最後に打ち込みます。
ここがポイント！
これは人によって違うかもしれませんが、一つ言えることは人生の出会いは一期一会であり、どんなに仲良くしていた友人でも疎遠になることもあれば、ちょっとしたきっかけで再び関わることもあると思います。
今生きているこの時の出会いに感謝して人間関係を大切にしていこうと思いました。
④自分自身と向き合うこと
ゴードンには過去に兄を事故で失い、そのショックから立ち直れない両親とゴードンとの関係性は事故以降、徐々に悪くなっていきます。
旅の途中、友人の一人であるクリスと一対一で話す中で両親との関係性について、ずっと心に抱え込んでいた悩みを打ち明けます。
クリスは「父親はお前のことを分かっていない、お前はきっといい作家になる」と励まします。
ここがポイント！
ゴードンがもしここで自分自身の悩みと真剣に向き合いクリスに打ち明けなければ、その後大人になり作家になるという夢を叶えることはなかったかもしれません。
⑤人は誰でも自分自身を変えられる
映画の中に登場する友人のクリスは家庭環境のが悪いことで周りからの評判が悪く、クリス自身もそのことを諦めて日々を過ごしていました。
ある時クラスのミルク代を盗んだことでクリスは3日間の停学処分になってしまいますが、実は一度は盗んだミルク代を返そうと教師に渡していました。
教師はクリスから預かったお金を自分の物にし、罪を評判の悪かったクリスに着せて停学処分にさせたのでした。
旅の後にクリスは進学コースに進み町を出て弁護士になりますが、これは小さい頃に学んだ苦い経験があったからこそ、その道に進んだ可能性が高いと思います。
ここがポイント！
周りにどう思われようと自分自身の可能性を信じ、道を切り開いたからこそクリスは弁護士になれたのだと思います。
これは誰にでもできることではないかもしれませんが、自分自身の人生を変え、未来を切り開く可能性は誰にでもあることをこのシーンは教えてくれました。
概要
『スタンド・バイ・ミー』（原題: Stand by Me）は、1986年より公開されたアメリカ合衆国の青春映画。
原作はスティーヴン・キングのスティーヴン・キングの小説「The Body」。脚本はブルース・A・エバンスとレイノルド・ギデオン。監督はロブ・ライナー。
豆知識！
こんなところにジャックバウアーが！！
実は映画の中で不良グループのリーダ的存在だったエースを演じていたのは日本でも大人気となった『24 TWENTY FOUR』シリーズで主人公ジャックバウアーを演じたキーファー・サザラーンドでした。
映画「スタンド・バイ・ミー」を良く見てみると、どこからどうみてもジャックバウアーでしたね(笑)
まとめ
映画「スタンド・バイ・ミー」が伝えたいこと
・世界の広さ
・本当の友情
・人生は一期一会
・自分自身と向き合うこと
・人は誰でも自分自身を変えられる
主人公のゴードンは旅が終わった後に進学コースに行き、作家になるという夢を叶えますし、クリスも環境に負けることなく弁護士になります。
旅が終わり、二人ともその後は会う回数も減っていきます。
しかし、大人になったゴードンが小説の話に昔旅した友人達の話を書いたことはきっと一緒に過ごした時間がかけがえのないものであったことの証明だと思います。
映画「スタンド・バイ・ミー」は小さい頃の旅や友人達と一緒に過ごしたかけがいのない日々を思い出させてくれる素晴らしい映画でした！
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