映画「天使のくれた時間」名言,名セリフ考察，厳選6選！
映画「天使のくれた時間」は映画『素晴らしき哉、人生!』をモチーフに「もしあの時、違う道を選んでいたら?」を題材にして描かれたファンタジー映画です。
この記事では映画「天使のくれた時間」名言、名セリフを考察し解説した厳選6選をお伝えしていきます！
①二人が一緒に居て初めて幸せになれる
映画の冒頭で主人公のジャックを恋人のケイトが空港で見送る場面での二人の会話の中でケイトが言った一言です。
ジャックは銀行に研修に行き、ケイトは学校で学ぶという二人が離れ離れになる生活に不安を感じたケイトは「二人が一緒に居て初めて幸せになれる」「行かないで」と空港でジャックを引き留ますが、ジャックは行ってしまいます。
ここがポイント！
ケイトが感じていた不安感がこの時のジャックには理解できませんでした。
何度も話し合った末に離れるという選択をした二人でしたが、結果としてケイトの心配は当たってしまいます。
人生は選択の連続です。
常に正しい選択を選び続けることは難しいですが、大切なことはその選択をして良かったと思えるように選択した後に精一杯行動することだとこのシーンで感じました。
②これから起きることはあんたが招いたことだ
ジャックはエッグノッグを買いに寄ったコンビニでトラブルに巻き込まれます。
そこで仲裁役を買って出たジャックは問題を解決し、問題を起こした青年に人生を説き彼を救おうとします。
しかし、青年から「あんたは？何か必要なんだろ」と言われジャックは「全部ある」と言うのですが、青年は「これから起きることはあんたが招いたことだ」「メリークリスマス」と謎の言葉を言い残し別れます。
翌朝ジャックが目覚めると今まで暮らしていた世界とは別世界になっていました。
ここがポイント！
このシーンではジャックが人助けをしようと行動した結果、ジャックにとって幸運なことが起こりますが、最初はそれが幸運なことだとジャックは気づけませんでした。
人生は一度きりで過去をやり直すことは誰もできません。
だからこそ今を精一杯生きることの大切さをこのシーンで学びました。
③自分を見失ったからといって家庭を崩壊させるな
今まで生きてきた世界とは別の世界に困惑しパニックになったジャックに親友のアーニーが言った一言です。
その一言はかつて自分が過ちを起こしそうになった時にジャックが自分に言ってくれた「自分を見失ったからといって家庭を崩壊させるな」という言葉でした。
困惑しているジャックに「頑張れ」と言い、アーニーはその場を去ります。
ここがポイント！
自分自身を見失いそうになることは誰にでもあると思います。
そうなった時に自分のことばかりを考えてしまうと視野が狭くなってしまいます。
その状態で物事を考えてしまうと結果として判断を誤る可能性が高くなります。
これを防ぐには第三者の意見を聞き客観的な視点で一度物事を考えてみることで自分自身の状況を整理し冷静な判断ができると学んだシーンでした。
④経験は踏み台になる
ジャックは自分がケイトの父親の経営するタイヤ店で働いていることを娘のアニーから教えてもらいます。出勤し、自分の仕事部屋に置かれている物から今いる世界は13年前に空港でロンドンに行かなかった世界だと悟ります。その直後、ジャックは店内のアナウンスで売り場に呼ばれ新人社員に付き添われ案内されている途中の会話の中で、前の世界で株の仲買で1位をとった経験を自慢げに語り「経験は踏み台になる」と言います。
ここがポイント！
ジャックは今までの経験からタイヤ店でも上手く商品を売っていきます。
経験を積み重ねることでしか得られないものがあり、ジャックには今までの経験で得た実績に自信を持っていました。
現代でも情報はインターネットを使えばすぐに入手できる時代ですが、知っていてもできないことは意外と多いものです。
このシーンでは経験することの大切さを改めて感じました。
⑤住所よりずっと大切なこと
ジャックは以前の世界で自分が社長を務めていた会社の会長と社長に自分の価値を説き、働く許可をもらうことに成功します。
ニューヨークで住居を貸してもらうことになりケイトに相談するジャックでしたが、ケイトは突然のジャックの話に戸惑いを隠せずに口論となってしまいます。
元の家でジャックとケイトは話し合う場を持つことになり、老後はこの家で暮らしたかったが、転職したいジャックの気持ちを受け入れ「あなたを愛しているから、あなたについていくわ」と言います。
ここがポイント！
ケイトにとっては愛している人と一緒にいることの方が住所よりも遥かに大切なことでした。
「あなたを選ぶわ」と言ったケイトにとってジャックと一緒に過ごす時間をどれだけ大切に考えているかが分かるシーンでした。
⑥驚きを共有し犠牲を払い、それでも二人は一緒にいる
元の世界に戻ってきたジャックはケイトに会いに行きますが、ケイトは仕事でパリに行くことになったとジャックに伝え、ジャックに昔の思い出の品が入った段ボール箱を渡します。
その日の飛行機でパリに行ってしまうケイトにジャックは空港まで行き、「飛行機には乗らないで」「コーヒーを飲もうそれだけでいい」と話し、きらめきの世界での話を必死にします。
立ち止まるケイトにきらめきの世界での二人は「驚きを共有し犠牲を払い、それでも二人は一緒にいる」「君は僕よりいい人間だ、おかげで僕までいい人間になれる」「行かないでくれ」と言います。
必死に訴えるジャックの熱意が伝わりケイトはついにパリ行きをやめます。
ここがポイント！
ケイトがパリ行きをやめてジャックの話を聞くという選択をした背景には過去に戻ったジャックが様々なことを経験し大切なものを見つけたからこそ、その思いがケイトに伝わったと思います。
毎日過ごしている何気ない日常の時間の中にこそ大切なものがあることを改めて考えさせられました。
概要
「天使のくれた時間」（原題：The Family Man）は、2000年アメリカ製作のファンタジー映画。監督ブレット・ラトナー、脚本 デヴィッド・ダイアモンド、デヴィッド・ウェイスマン、主演ニコラス・ケイジ。
まとめ
映画「天使のくれた時間」名言、名セリフ考察6選！
・二人が一緒に居て初めて幸せになれる
・これから起きることはあんたが招いたことだ
・自分を見失ったからといって家庭を崩壊させるな
・経験は踏み台になる
・住所よりずっと大切なこと
・驚きを共有し犠牲を払い、それでも二人は一緒にいる
最後は空港のラウンジで二人で会話している場面でエンディングが流れるのですが、会話の内容は描かれていません。
ジャックとケイトが何を話しているのかは観る人自身がイメージできる終り方になっており、外で雪が降っている最後のシーンもとても良かったです！
人生は一度きりで過ぎ去った時間は戻ってくることはありません。
映画「天使のくれた時間」は今を大切に生きることを教えてくれた素晴らしい映画でした！
このブログでは他にもおすすめの映画について伝えたいことや考察もしていますので、気になる方は是非別の記事も読んで楽しんでくださいね！
