映画「フィールド・オブ・ドリームス」学びと考察!
映画「フィールド・オブ・ドリームス」はアメリカのアイオワで農夫をしている主人公のレイがある時内なる声を聞き、過去や現在の自分と向き合う過程で成長し、夢を実現していくファンタジー映画で、第62回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされた名作です。
この記事では映画「フィールド・オブ・ドリームス」が伝えたいことを考察し解説しながらお伝えしていきます!
①夢の実現にはまず行動すること
主人公レイの父は若い頃に野球をしていましたが、メジャーリーグでプレーするという夢は叶いませんでした。
レイは野球を辞めてから何も挑戦しようとしない父親に反発し17歳で家を出て、その後は音信不通のまま父は他界してしまいます。
父のようになりたくないと思っていたレイでしたが、いつの間にか父と同じ挑戦しない人間になっていた自分に気づきます。
そんな自分を変えたくてレイはある時「お前がそれを作れば彼はきっと来る」という声に導かれ野球場を作るのですが、この出来事が彼の人生を大きく変えていきます。
ここがポイント!
どんな大きな夢の実現にもまず最初の一歩を踏み出さなければ始まりません。
夢を現実にしていく為に大切なことは行動力だとこのシーンで学びました。
②家族の絆
レイは自分自身に聞こえてくる声に従い、野球場を作るべきか悩んでいた時、妻のアニーに相談します。
アニーはレイに「自分が本当に野球場を作るべきと思うのなら絶対に作るべき」と言い、レイは野球場を作ることを決心します。
ここがポイント!
人生において悩んだり、迷ったりすることは誰にでもあると思います。
そんな時に支えてくれる家族がいることは、自分自身の踏み出す一歩を更に大きく力強いものへと変えてくれます。
家族の絆の大切さを改めて感じたシーンでした。
③小さなきっかけが大きな変化をもたらす
レイは過去にメジャーで一度だけ出場経験があるグラハムという男と会話する機会をもちます。
彼が唯一出場した試合の出番は8回の守備からでしたが、9回に自分の打席に回ることはなく試合は終了してマイナー落ちが決まり、彼は引退を決意します。
そんなグラハムがレイに「夢が叶うまで、あとこれだけ。だが夢は肩をかすめ、歩み去った。人生の節目となる瞬間は、自分ではそれとは分からない。”また機会があるさ”と思ったが、実際はそれが最初で最後だった」と言います。
ここがポイント!
人生においていつチャンスが訪れるかは誰にも分かりません。
数少ないチャンスを活かす為には、今の自分にできることは何なのか明確し、チャンスが来た時には全力で自分の力を出し切ることが必要だと感じました。
概要
『フィールド・オブ・ドリームス』(Field of Dreams)は、1989年公開。1960年代のアメリカを舞台に野球をテーマに描き上げたファンタジー映画。原作はウィリアム・パトリック・キンセラの小説「シューレス・ジョー(英語版)」。監督、脚本はフィル・アルデン・ロビンソン。
豆知識!
ジョー・ジャクソンの偉大な記録!
ジョー・ジャクソンは映画の中で冒頭から出てくるキーパーソンですが、彼は実在したメジャーリーガーです。
彼が打ち立てた記録の中でも特に有名なものが新人のシーズン最多安打記録です。
新人で233本という安打数はその後90年間破られることはありませんでしたが、この記録を破ったのが2001年に当時日本からメジャーに移籍したイチローでした。
ただ、イチローは日本で7年間プレイしてからメジャーに行きましたので、純粋な新人としてプレイし90年間破られない記録を打ち立てたジョージャクソンの凄さを改めて感じます。
グラハムについて
映画の中で重要な役どころで登場しますが、彼も実在の人物であり、マイナーリーグでプレイし引退後は大学で医学の学位を取得して開業になったところまで全て実話だったそうです。
まとめ
映画「フィールド・オブ・ドリームス」学びと考察
・夢の実現にはまず行動すること
・家族の絆
・小さなきっかけが大きな変化をもたらす
実は私は小さい頃に一度この映画を観たことがありましたが、その時は野球を題材にした映画くらいにしか感想がなくあまり感動した記憶がありませんでした。
久しぶりにこの映画を鑑賞して感じたことは野球というテーマを通して人生において、夢を持つことの素晴らしさ、家族の存在の大きさ、そして日常の小さなきっかけに気づくことの大切さを映画「フィールド・オブ・ドリームス」は教えてくれた素晴らしい映画でした!
このブログでは他にもおすすめの映画について伝えたいことを考察していますので、気になる方は是非別の記事も読んで楽しんでくださいね!