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映画「ダージリン急行」名言、名セリフ考察

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映画「ダージリン急行」は父親を亡くし疎遠になっていた兄弟の絆を取り戻す為に長男のフランシスが旅行を計画し、電車での旅を通して3人が成長していくヒューマンドラマです。

この記事では映画「ダージリン急行」の名言、名セリフを考察し解説していきます!

目次

①僕たちには絶対に人生を変える旅が必要だ

長らく疎遠になっていた兄弟を集めて旅行を計画したフランシスでしたが、他の兄弟たちは最初乗り気ではありませんでした。
そんな兄弟達に旅の必要性を説くフランシスが「僕たちには絶対に人生を変える旅が必要だ」と話します。

父親の死後のショックから立ち直れずにいた三人でしたが、それぞれ別の問題も抱えていました。
長男のフランシスは事故で重傷を負い頭に包帯が巻かれており、次男のピーターは奥さんとの間に子供を授かったものの関係性が上手くいっていない状態、三男のジャックは恋人と別れた失恋のショックを引きずっており、三人それぞれに問題を抱えていました。

ここがポイント!

人生において上手くいっていない時には発想を変えてみたり、行動を変えてみたりすると答えが見つかることも多々あると思います。
現在の状況を変える為に時には変化を求めて行動することの大切さをこのシーンを観ていて感じました。

②僕たちの居場所は不明

列車での旅を続けていく兄弟達でしたが、ある時列車が曲がるところを間違えて迷子になってしまいます。
現在地が分からない状態で戸惑う兄弟達でしたが、この状況をみた長男のフランシスが「象徴的じゃないか、ぼくたちの居場所は不明」と言います。
このあとフランシスは旅のもう一つの目的が母親に会いに行くことを兄弟達に打ち明けます。
父の死後、母親は葬儀には出席せずに、修道院で生活をしていましたが、フランシスは手紙でやり取りをしており、6日後に会いに行くことを手紙で伝えていました。

ここがポイント!

旅には乗り気ではない兄弟達でしたが、母親に会いに行くことを打ち明けられたピーターとジャックの表情には笑顔が見られ、母親を心配する三人の気持ちが一つになり心の距離が近づいた瞬間でした。
どんなに疎遠になってはいても家族の繋がりが強いことを感じたシーンでした。

③後悔は捨てること

紆余曲折を得て母親に会うことができた三人は、何故父の葬儀を欠席したのかを尋ねますが「行きたくなかった」と母親に言われてしまいます。
お互いになかなか分かり合えない状態でしたが、母親から協定を作ると提案があり、「明日、起きたらこの美しい場所で過ごすこと」「後悔は捨てること」「将来の計画を立てること」と言います。
翌朝起きると母親の姿はなく、母親が用意した朝食を食べようとする兄弟達でしたが長男のフランシスが何かに気づきカバンから羽を出し、三人でお祈りをします。

ここがポイント!

久しぶりに再会できた親子でしたが、たとえお互いに分かり会えなくても会えたことを嬉しく思う気持ちは一緒でした。
最後に母親が3人に伝えた言葉には息子達に父親を失ったショックから立ち直って欲しかったという想いが込められていたのだと感じました。
過去に縛られず、未来をみて生きることの大切さを学んだシーンでした。

概要

[ダージリン急行](原題:The Darjeeling Limited)は2007年に公開されたアメリカ映画。
出演オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン、監督ウェス・アンダーソン、脚本ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ、ジェイソン・シュワルツマン。

まとめ

映画「ダージリン急行」名言、名セリフ考察

・僕たちには絶対に人生を変える旅が必要だ

・僕たちの居場所は不明

・後悔は捨てること

最後のシーンで兄弟達は電車に乗り遅れそうになり、三人で荷物を持って走るのですが、電車に追いつき乗り込む際にカバンを捨てて飛び乗ります。
このカバンは父親のイニシャルが書かれており、荷物を捨てることで兄弟たちは過去のショックから立ち直り、未来に向けて動き出したシーンが印象的でした。

映画「ダージリン急行」は兄弟や家族の絆の大切さや未来に向けて歩みだす心の変化が描かれた素晴らしい映画でした。

このブログでは他にもおすすめの映画について伝えたいことや名言などを考察していますので、気になる方は是非別の記事も読んで楽しんでくださいね!

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