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映画「グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち」が伝えたかった6つのことを考察!

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映画「グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち」が伝えたかった6つのことを考察!

映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」をは幼少期のある出来事がきっかけで心に大きな傷を持つ青年ウィルと愛する妻を病気で亡くした心理学者のショーンが患者とカウンセラーとして関わる中で友情が芽生え、お互いに新たな一歩を踏み出す為に成長していくアカデミー賞の脚本賞にも輝いた名作です。

この記事では映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」が伝えたいことを考察し厳選した6つをご紹介していきます。

目次

①完璧な人間など存在しない

主人公のウィルは大学生のスカイラーという女性に対して好意を持っていましたが、自分が傷つくのが怖いことで彼女に対して本当の自分をさらけ出せずにいました。そんなウィルに精神科医のショーンは「完璧な人間など存在しない。」と言います。誰にでも欠点があり、重要なことは相手の欠点を受け入れて共有できるかどうかだと、ショーンはウィルに話します。

ここがポイント!

欠点を認め合いお互いにとってパーフェクトかが大切で、それにはぶつかってみるしかないとウィルとショーンが話すやり取りを観て人と接する時の自分自身の心の在り方の大切さを学びました。

②愛するということ

ウィルとスカイラーは付き合っていく中で徐々に深い関係になっていきますが、ある時ウィルにスカイラーがカリフォルニアに行く自分についてきて欲しいと話します。

それを聞いたウィルは「本気で言っているのか」とウィルは怒り出し喧嘩になります。

スカイラーはウィルを本気で愛していましたが、ウィルには自分を愛してくれた人が今までいなかった為、本当の自分を知って嫌われるのではと怖くなります。

ここがポイント!

誰でも好意を持った相手に嫌われるのは怖いと思いますが、愛しているからこそお互い本音で話すことが大切なのだと、このシーンを観ていて考えさせられました。

③言葉の重さ

ウィルはショーンと初めて会った時にショーンの部屋に飾ってあった絵を馬鹿にしたことでショーンの怒りを買います。

その後、公園でショーンは再びウィルと話し「君は子供だ。自分の言っていることの意味も分かってやしない」と言います。

ショーンはウィルが知識は豊富だが自分自身の体験から得たことではない為、言葉に重みがないことを見抜いていました。

ここがポイント!

知識は大事ですが、どれだけ本を読んで知識を得ても、それで利口になった気になってはいけないと改めて気づかせてくれるシーンでした。

④自分自身と向き合う大切さ

ウィルは大学教授のジェラルドに紹介された仕事の面接を親友のチャッキーに代理を頼み自分は行きませんでした。

そのことについて後日ショーンはウィルに「君は何がしたい」と問いますが、ウィルはこの質問をはぐらかしてまともに答えようとしません。

ショーンはウィルに「かくれんぼは終わりだ」と言い部屋から追い出します。

ここがポイント!

問いの答えを見つける為には自分自身と向き合うしかないことをショーンは知っていましたが、これは簡単なことではありません。

なぜなら向き合う為には現実を直視する必要があり、その過程で見たくないものや認めたくないものとも向き合う必要があるからです。

このシーンでは自分自身と向き合うことの難しさと大切さを改めて教えてくれました。

⑤心を開く

幼少期のある出来事がきっかけで心に大きな傷を持つウィルは常に捨てられることを恐れて孤独でした。ウィルは自分自身そのことを自覚していましたが、今までどうにもできず人生を過ごしてきました。

そんなウィルにショーンは自身も過去に同様の経験があることを話し、ウィルに「君のせいではない」と何度も伝えます。

今まで頑なに心を閉ざしてきたウィルでしたが、自分と同じ経験を持つショーンの前で心を開き号泣してしまいます。

ここがポイント!

他者に対して心を開くことは決して簡単なことではありませんが、誰か一人でもそれができる人に出会うことが人生の中でいかに大切なのか改めて考えさせられたシーンでした。

⑥親友の言葉

ウィルが親友のチャッキーと一緒に解体の仕事をしていたシーンでウィルは「俺はずっとお前とこの仕事をしていたっていい」と言います。

そんなウィルにチャッキーは「お前とつるむのは楽しいが、もし20年経ってこんな現場でコンクリートを叩いていたらぶっ殺してやると」言います。

ウィルには他者に真似できない数学の才能がありましたが、親友だからこそウィルが自分の才能を軽視する発言が許せなかったのだと思います。

ここがポイント!

例え言いにくいことであっても、相手の為を思えばこそ伝えることが大切だとこのシーンを観ていて強く感じました。

概要

[グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち](Good Will Hunting)は、1997年公開のアメリカ映画。

主演マット・デイモン、脚本マット・デイモン、ベン・アフレック、監督ガス・ヴァン・サンド。

豆知識!

映画「グッドウイルハンティング」はアカデミー賞の脚本賞を受賞していますが、なんとこの脚本は主演のマットデイモンがまだ無名の頃にハーバード大学在学中に書いたものを親友のベンアフレックに見せたことがきっかけとなり共同で書いたものだったそうです。

現在は俳優として有名になったマットデイモンとベンアフレックでしたが、演技の才能だけではなく文才も持ち合わせていたとは驚きです!

まとめ

映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」が伝えたい6つのこと

・完璧な人間など存在しない

・愛するということ

・言葉の重さ

・自分自身と向き合う大切さ

・心を開く

・親友の言葉

最初は頑なに心を閉ざしていたウィルでしたが、最後はショーンとの間に深い絆ができお互いに新しい人生の一歩を踏み出していきます。

最後のシーンで親友のチャッキーがウィルの家を訪問するのですが、ウィルは不在で部屋も片付けられていました。

それを見たチャッキーは嬉しそうな顔をして車に戻りますが、ウィルの旅立ちを親友として心から祝福していることが表情から伝わる良いシーンでした。

映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」は青年期の話ですが、全世代に響く素晴らしい映画でした!

このブログでは他にもおすすめの映画について伝えたいことを考察していますので、気になる方は是非別の記事も読んで楽しんでくださいね!

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